【社員インタビュー】テストPMとして大事だと考えていることはお客様の納得感と価値提供 ー実業務編ー
こんにちは、バルテス広報のKです。
バルテスで技術者として能力をいかんなく発揮している社員に、これまでの仕事やバルテスの社風についてインタビューしました!
今回は、エンタープライズ品質サービス事業部で活躍されている2019年入社のNさんです!
【プロフィール】
エンタープライズ品質サービス事業部
金融ソリューション部 リーダー I.N
2019年に新卒でバルテスに入社。金融案件を中心に短期・長期案件いずれもテスト設計から実施、および管理業務の経験を積む。現在は証券サービス開発プロジェクトのテストPMとして品質管理・向上に携わる。
5年のキャリアで培った多彩なソフトウェアテスト経験
ーーバルテスに新卒で入社されて、これまでどのようなソフトウェアテストを経験されてきたのでしょうか?
私がバルテスに入社したのが2019年になるので、ソフトウェアテストに従事してきてもうすぐ5年になります。
最初の1年半は、短期のプロジェクトに携わり、1か月でテストが完了する案件のテスト設計や実施を主に担当していました。エンドユーザーが利用するアプリやクライアント側の管理画面など、多岐にわたる領域のテストに携わりました。
その後、証券会社のお客様向けに品質改善の一環として行われる開発サイクルの案件に3年ほど参画し、テストチームの一員として活動しました。この期間中は、最大15名ほどのテストメンバーをまとめるPMを務めるなど、管理の役割も担いました。
テストチームが参画することで、開発チームを跨いだナレッジ共有が可能に
ーー現在、どのようなプロジェクトに参画していますか?
証券サービス開発のプロジェクトのテスト管理を担当しています。大規模のサービスのため、内製化された開発チームが複数あり、テストチームはそれぞれの開発に対してテスト工程を担当し品質を確認しています。
以前は、各開発チームが開発とテストどちらも行っていましたが、テストチームが独立し、それぞれの開発に対してテストする形となりました。
これまでは開発Aチームが担当したプロジェクトのナレッジは開発Aチームで完結しており、開発Bチームに引き継がれにくい状況でした。
テストチームが横断的に入り込むことにより、テストチームを経由し、開発チーム間で仕様整理やテスト観点のナレッジが共有されるようになりました。この結果、テスト設計の生産性はもとより、開発や不具合分析の効率が向上しました。
QAエンジニアの仕事の1日のスケジュール
ーー1日のスケジュールを教えてください。
日々のスケジュールは、ミーティングの有無や作業内容によって異なりますが、大まかな流れをお伝えします。
証券市場の動きに合わせて、11時30分から12時30分までの市場停止時間(場間)に昼休憩を取っています。週に1度、QA改善会議を実施しており、テストチームが行っているテスト全体の改善に向けて、テストケースのフォーマット更新や不具合削減策などについて議論しています。作業と書いているところはその改善の対応に充てたり、報告書の作成、設計レビューやチームメンバーからの質問に対応しています。
PMとして大事にしていることはお客様の”納得感”と”価値提供”
ーーI.Nさんが仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
お客様に「納得感」を感じてもらえるように心がけています。
具体的には、日々の作業内容や進捗状況を、透明性を持って報告し、必要に応じてスケジュールの調整や優先順位の見直しを行っています。
また、遅れが生じた際にはその原因を明確にし改善策を提案します。当たり前のことではありますが、チームメンバーと密に連携を取ることで課題の早期発見や解決に努めています。
リモートワークが導入され、こちらの作業状況が瞬時にお客様には見えづらくなってしまったこともあり、バルテスはきちんと作業している、見えていなくても安心して任せられると納得していただけるように心がけています。
ーー“安心して任せられる”と思ってもらうことは大事ですよね。他にも大切にされていることはありますか?
テスト工程をただ実施するのではなく、バルテスに任せて良かったなと思ってもらえるような価値を提供するにはどうすればいいかも大事ですね。
テスト工程を外部のバルテスに任せることによって、プロジェクト期間が短縮できるので助かると言ってくださる方は多いです。開発チームが開発している間に、我々が並行してテスト設計できるので従来よりスケジュール期間を短くできます。
仕様レビューや単体テストの設計レビューなど開発サイクルの早い段階からシフトレフトテストをすることで、より早い段階で不具合を検出しテスト工程期間を抑えることも出来ます。
やりがいはユーザー目線の提案が形になる瞬間
ーー仕事でやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
仕様書や実装されたサービスを見て、ユーザーにとってこの機能はこういう動作をしたほうがいいんじゃないかというバルテスからの提案を、開発エンジニアやSEの方が採用してくれた時です。
ユーザー目線で考えることがQAエンジニアは多いので、「使う側」の視点にを想像して動かしてみると、誤ってこんな操作もしてしまうんじゃないかという気づきが出ることがあります。それを開発チームに伝えた際に、ユーザーにとって必要だからと提案が採用された時は、提案してみてよかったと思います。
限られたスケジュール期間で最大限の品質担保を
ーー案件で悩んだことはありますか?
テスト環境の制約でテストスケジュールに影響を与えるものが多く、計画を立てるのに頭を悩ませました。
例を挙げると、テスト環境で24時間が経過するには現実では3日かかる環境の案件がありました。日またぎのテストがある場合は、いつ仕込みいつ確認作業を行うかも勝手が違います。
またもし不具合やトラブルがあって再テストとなった際は次にテストで結果が分かるのが早くても3日後となってします。
それ以外にも手順が複雑なテストもありましたので、リリースに間に合うようにスケジュール立てる際は、間違っていないかどうかかなり確認しました。
ーーQAエンジニアはここが大変!という事はありますか?
限られた時間の中で、最大限の品質担保を行うにはどうすればいいのかという事は常に考えていますね。
特に、政府の制度変更などでシステムの切り替え日が決まっている場合、その日には問題なくサービスが提供できるようにしておかなければなりません。
例えば今年はNISAが新NISAに切り替わる変更がありましたよね。2024年1月1日から新NISAの投資枠を使用することが出来るようになりました。既にNISA口座を保有していた場合は、NISA口座を開設している金融機関で自動的に新NISA口座が開設されます。2024年1月1日には、上記のようなことが出来るようになっている必要がありました。
金銭に関わる不具合が本番で発生すると社会的信用の失墜や経済的損失につながる可能性があるため、スケジュールが明確に決まっている中で品質を担保する際には何重にもリスクヘッジを検討することが重要です。
リリースが迫っている中でも、安心してご利用できる品質基準を満たすよう私たちは取り組んでおります。安定したサポートが確保されているという安心感を感じていただけるよう今後も努めていきます。
本日はQAエンジニアの技術面について色々とお話を伺いました。
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I.Nさんには、なぜバルテスを選んだのか?どんな社員が多いと思うかなどバルテスの社風面について次回記事で公開しています。
気になる方はぜひそちらの記事も読んでください。▼
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(*情報は全て取材当時のもの)