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独自の研修制度「バルゼミ社内研修」の魅力とは?年間70講座以上を社員主導で開催。キーワードは相互に学び合う企業文化

近年、IT業界において需要が拡大している「ソフトウェアテスト」。バルテス株式会社はソフトウェアテスト・第三者検証のパイオニアとして、20年近く業界を牽引してきました。

社員一人ひとりが「テストのプロ」として高い専門性を持ち活躍できている理由の一つが、社員同士が学び合う独自の研修制度「バルゼミ社内研修」。

ソフトウェアテストの技術に関わることはもちろん、資料作成やプレゼン、英会話など業務に関わる様々な内容を学ぶことができます。

今回は、バルゼミ社内研修の企画・運営を担当する2人に魅力や研修を通じて学んだこと、今後叶えていきたいことを聞きました。

【プロフィール】

プロジェクトサポート部
部長 
小林(こばやし)
東京都出身。大学卒業後SIerへ入社し、医療系システムの開発に従事。2社目となるSIerへ転職後は、金融系部署にて10年以上、ノンバンクシステムの新規立ち上げから運用までを担う。その後、第三者検証会社へ転職し、品質保証業界でのキャリアをスタート。2016年にバルテスへ入社し、バルゼミ社内研修の運営をメインに社内教育や内部監査、評価制度の整備などを担当している。

Web・IoT品質サービス事業部
Webサービスソリューション部 リーダー 
O.H
大学卒業後、ソフトウェア開発会社に入社。業務系システムの開発・運用・保守にSE兼プロジェクトリーダー兼コンサルタントとして携わる。2018年にバルテスへ入社し、現在はPM(QAエンジニア)として顧客の品質向上支援をおこないながら、バルゼミ社内研修の講師として、新卒社員の育成や社内委員会の品質向上に力を注いでいる。


「バルゼミ社内研修」は社員が自ら企画・運営する研修。だから、業務に活かせる内容が盛りだくさん

ーーバルゼミ社内研修の具体的な研修内容について教えてください。

小林:設立当初から社員の教育に力を入れてたバルテスですが、その内部向けの研修は「バルゼミ」というブランドのもと、大きく2つの研修に分けられます。
まず、しっかりと体系化された研修によって未経験者や新卒社員でもQAエンジニアとして成長できる「バルゼミ入社時研修」。そして、入社時研修終了後も社員が学び続けられるコンテンツとしてあるものが、今回お話したい「バルゼミ社内研修」です。

バルゼミ社内研修は、2018年から始まった当社独自の社内研修です。講座数が多く、今期(2023年)は70講座以上の開催が予定されています。

私はIT業界に長くいますが、社員教育のためにこれほどバリエーション豊かな研修をおこなっている企業は他にないと思います。

また、社員数が一定以上になると研修会社に一括依頼するケースもありますが、バルテスではO.Hさんのように、講師として活躍する社員が多いのも特徴です。

「こんな研修がほしい」という声をもとに生まれた研修も多く、社員みんなで手作りしてきたイメージでしょうか。

O.H:自社のサービスや仕事内容を知るための研修はもちろん、IT技術や品質テスト業務に関する研修から見積りや提案に関する研修、Excelの使い方研修まであります。

コミュニケーション関連の研修も充実していて、聞く力や話す力をテーマにした研修など、ラインナップは豊富です私は講師としてPL・PMのためのコミュニケーション研修を担当しています

2023年度バルゼミ社内研修体系図

ITの世界は現場の担当者でなければわからないことも多いので、社員が講師になることで、リアルな経験を活かした研修になっています。

ーーバルゼミ社内研修の特徴はどのようなところでしょうか?

小林:「知識や経験をシェアし学び合える」という点です。例えば、当社にはソフトウェア品質セミナーを提供するサービスがあり、その外販部隊であるR&C部が品質テストの技術を専門的に教えてくれています。

また、現場で働いている社員が講師となって、企画・運営する研修もたくさんあります。

メンバーの出身業界は多種多様なため、それぞれが培ってきた知識や経験を分かち合い、スキルアップしていけるのがバルゼミ社内研修の特徴だと思っています。

O.H:一社員として感じるのは、講師が社員であることが多いので、研修の内容がきちんと現場に即しているという点ですね。

前職もIT業界だったので、ITパスポートなどの基本的なエンジニアリングの研修は一通り受けてきましたが、現場の実体験に基づいた研修にはなかなか出会えませんでした。

バルゼミ社内研修では実務をもとに研修コンテンツを作っているため、ありがたいなと感じています。

社員満足度の高さに迫る!“何度も受けたくなる研修”の秘密

ーーバルゼミ社内研修の社員満足度は高いそうですが、何か工夫されている点はありますか?

小林:一般論ではなく、仕事に即役立つことや課題が見つかった時の引き出しになる研修を意識しています。

現場に出るとマニュアル通りにいくことの方が少ないはず。その際に、少しでも手助けとなる研修を提供したいと考えています。

工夫としては、研修内容のチェック・改善があります。社員から上がってきたアイデアが現場で活用できる内容かしっかり検証し、必要があれば一緒に改善もおこないます。

ーーこれまでにあった“研修内容の改善例”を教えてください。

小林:例としては「インシデントレポートに特化した英文法」です。社内公用語が英語のクライアントには、品質テストで見つかったバグを共有する際に、レポートを英語で作成する場合があります。

その時に使う英語や注意点、翻訳ツールの効果的な使い方などを学ぶ研修です。企画段階からオフショア推進部で働いている、英語の得意な社員とやり取りしながら進めました。

最初は一般的な英文法を学ぶ研修でしたが「業務上の課題を解決する研修にしよう」と話し合って、より現場に即した内容にカスタマイズしていきました。

ーーO.Hさんは受講生・講師どちらの経験もお持ちです。バルゼミ社内研修の社員満足度が高い理由について、双方の観点でどのように思われますか?

O.H:受講生として私が魅力に感じていたのは「何度も受けたくなる研修が多い」という点です。一般的に、同じ内容の研修を何度も受けたいと思うことは少ないかもしれません。

でもバルゼミでは、社員同士の議論や意見交換が活発な研修が多くあり、同じ内容でも参加者が違えば、毎回新しい学びや気づきがあります。

それが明日すぐに使える内容であれば、なおさら嬉しいですよね。この点が、社員満足度の高さにつながっているのかなと思います。

また講師としては、私が得たような学びや刺激をより多くの人に感じてほしいという想いで企画・運営に携わっています。

例えば、私も運営に携わったリスク管理の研修では、事例をもとに参加者同士が改善点を議論するスタイルにしました。

絶対的な正解はないので、自分の業務に取り入れられる点や違いを学べる。そんなコミュニケーションが生まれる研修にしました。そして研修後は受講者に感想を聞き、次の研修に活かすようにしています。

「相互に学び合える」バルテスの文化。自ら学び続けられる風土がある

ーー様々な研修が開催できる背景には、どんな理由があるのでしょうか。

小林:バルテスは、会社の成長のために人材の育成が大切だと考えており、よりよい研修制度の構築を継続して取り組んできました。

会社も社員のスキルアップを全面的に後押ししてくれているので、今では「自主的に学び合うこと」はバルテスの企業文化として根付いています。

その上で、これだけ多種多様な講座が開催できるのは、講師陣と常に学びの姿勢を忘れない社員一人ひとりのおかげ。お互いに学び、成長していきたいという姿勢がなせる技だと思っています。

O.H:立場に関係なく、みんなで雑談や議論をしながらプロジェクトを進めていける社風もバルゼミ社内研修の研修内容が多彩である理由の一つだと思います。

自由に意見していい雰囲気が、相互に学び合う研修制度に反映されているんだろうなと感じますね。

今後も講師と参加者が一体となり、より深みのある研修を目指していく

ーーバルゼミ社内研修を今後、どんな研修にしていきたいですか?

小林:当社ではIT業界経験のある・なしに関わらず、入社後1~2カ月は、ソフトウェアテストの基礎を学ぶバルゼミ入社時研修を受けてもらいます。

この研修に加えて、変化の激しいIT業界でも対応できるようにどんどん新しい知識を身につけられる研修にしていきたいですね。ソフトウェアテストのプロとして、2歩目、3歩目と歩いていくサポートをしていけたらと思います。

また、研修のリアルタイム性も引き続き大切にしていきたいと思っています。その場での質疑応答や意見交換を通じて、受講生同士はもちろん、講師が受講生から学ぶこともできるといいなと。

実際に私も、教える立場だからこその気づきがたくさんありました。

O.H:私もそう思います。参加者のみなさんから質問や意見が活発に出ることで研修がより深まり、講師と参加者全員が一体となって研修を作っていくイメージです。

また、研修に参加することで、私自身も引き続き学び、成長していきたいという狙いもあります。

今後は、業務に慣れてきたPMやPLなどのリーダークラス向けに、マネジメントやコミュニケーションを学ぶ研修を作りたいです。私がPMとして働いている経験を活かせればと考えています。

ーー最後に、これから仲間になる方へメッセージをお願いします。

小林:仕事において、学びはずっと続いていきます。文化としてここまで学び合いが根付いている企業は珍しいです。

その一方で、研修が大きくなっても手作りで取り組んでいるあたたかさもバルテスの魅力だと感じています。みんなで一緒に学び合い、成長していきましょう。

O.H:プロジェクト単位で業務を進めるため、社員同士の関わりが限定的になることもあると思います。そんな時にバルゼミ社内研修が交流の場になれば嬉しいです。

一緒にバルゼミ社内研修に参加したことで話しやすくなったり、より業務でのコミュニケーションが円滑になったり、そんな交流の場の役割も担えるといいなと思っています。バルゼミ社内研修を通して自己成長を実感しながら働いていきましょう。


社員が主体となって作り上げている、バルテスの研修制度いかがでしたでしょうか。

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最後までお読みいただきありがとうございました!
(*情報は全て取材当時のもの)


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