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【vol.13】IVIA会長、IT団連理事に就任!新たな取り組みへ~ バルテス株式会社 代表取締役社長 田中 真史の“真時代”

2023年6月9日にIT検証産業協会(以下、IVIA)の会長に就任しました。それに伴って、日本IT団体連盟の理事にも就任いたしました。
取り組みたいと思っていることは色々とありますが、その中でも1番精力的に頑張っていきたいと思っていることを1つ今回はお話しようと思います。

昨今、行政をあげてDX化が進んでおり、それこそマイナンバーシステムや地方自治体のDX推進による、古い仕組みを刷新するようなソフトウェアシステムが導入されています。
そのようなシステムを導入する場合に、行政はシステムの構築・導入を民間の開発会社に依頼しています。

開発依頼する際にまず、必要な要件や実現したい業務について示した提案依頼書を作成するわけですが、私はこの提案依頼書に“ソフトウェアの第三者テスト・検証の実施”という要件を必ず記載するよう政府に提言したいと考えています。


それにより、2つ良い効果が生まれます。

1つ目はシンプルに、行政が依頼したシステムの品質がさらに良くなるということです。
第三者によるテスト検証が入るため、納品される前にシステムが正しく機能しているかどうかを確認することが出来ます。
大事な日本国民のデータを取り扱うため、安心感のある品質の高いシステムの導入は、国民が安心して暮らしていくためにも必須条件ではないでしょうか。

2つ目の効果として、民間会社でも第三者テスト・検証の意識が高まってくるということです。
行政が、ソフトウェアの第三者テスト・検証を当たり前のものとして実行していけば、それに触発されて意識する民間の開発会社も出てくると思うのです。
民間でも、ソフトウェアのテストはテスト専門会社へ依頼することや、今より品質向上を重要に考えてくれるようになれば、民間で提供しているシステムの品質も高まってくるのではないかと考えています。


バルテスとしてだけでなく、これからはIT業界の団体としての活動でも品質にコミットして安心・安全なICT社会の実現に向けて活動していきます。

その他にも、IVIAでは「IVEC」という IVIAが認定するテストエンジニアの資格試験を行っているのですが、 オンライン受験の体制など整っていない所は時代の動きに合わせて変えていきたいと考えています。

テスト 業界はこれからさらに注目される状況になっていくと思います。
これまで培ってきたIVIAの基盤をしっかり活かしつつ、ソフトウェアの品質向上および第三者テスト・検証の重要性をもっと浸透させられるような新しい風をこれから吹かしていきますので、乞うご期待ください。

(2023年6月29日執筆)

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