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角田誠:バルテス取締役 ソフトウェアテスト事業管掌役員

■プロフィール
角田誠(バルテス取締役 ソフトウェアテスト事業管掌役員)

広島県出身。大学卒業後、人材のアウトソーシングの大手企業に就職し個人営業を経験。その後、事務機の商社へ転職し法人営業を行う。その後、アメリカへ語学留学し、帰国後CPAの資格取得に励むも諸所の事情により断念。その当時、専門学校に通いながら“たまたま”携わっていたソフトウェアテストの仕事を本業にすべく、2006年1月にバルテス入社。


──学生時代の過ごし方を教えてください。

中学・高校自体はバスケや空手、友達と遊ぶことに精を出していました。実家の方針で、小さいころからゲームやビデオが家になく、テレビを見る習慣もあまり無かったので、本を読むことは多かったかもしれません。テレビを見ていなかった影響で、ガンダムやエヴァンゲリオンといった当時のテレビやアニメの話題に全くついていけません・・・。

大学時代は、友達と遊ぶことにより一層精を出してしまい、正直大学の講義で習った事はあまり覚えていません(笑) その一方で、色々な年齢・職種の人達と関わる機会があり、対人関係については随分学ぶことができました。

──これまで経験されてきた会社・業務について教えてください。

大学卒業後、当時は人材のアウトソーシングの大手企業に就職し何故か太陽光発電システムの個人営業を行っていました。その後、労働環境が厳しい(所謂ブラック企業)ことで有名な事務機の商社に入社し、法人営業を経験しました。事務機商社の勤務は厳しいですがその分給与は良い企業だったので、健康と引き換えに貯金は溜まり、一念発起をして語学力ゼロでアメリカへ留学に行きました。

その後帰国し、CPAというアメリカの公認会計士の資格を取るべく、専門学校へ通いながら契約社員としてテスト業務に従事。その間、諸般の事情により資格取得を断念せざる得なくなり、テスト専門会社であるバルテスに応募し入社に至りました。

──バルテスに入社を決めるまでの経緯や入社の決め手を教えてください。

CPA取得を諦め正社員として働こうと思った時に、当時の職場で「バルテス」からテスト専門スタッフとして派遣されている方が居たことで存在を知りました。

ホームページからの応募後、担当の田中さんという方から連絡があり、とんとん拍子で話しが進んだことから、他の会社にも応募し比較をすることもなく入社に至りました。ご想像の通り、担当の田中さんは、社長です(笑)

入社後は、テスト設計やプロジェクトリーダーといった業務を中心に行っていましたが、入社時は組織も小さかったことも有り、入社3年後くらいからは組織の管理職としての仕事割合が増加。現場の仕事からは遠ざかる様になりました。それでも年に1度くらいはテスト設計をやる機会もあり、とても楽しんでいましたね。

──入社してから現在に至るまでの変遷について教えてください。また、そのなかでどのようなことを感じていましたか?

入社後はすぐに複合機メーカー様に出向き、テスト設計者としてお客様の課題に取り組みました。その現場では2週間に一度お客様へのレビューの場がありました。お客様から「さすがテスト専門会社!」と言って頂くために、技術本を読み漁り気付きを実行する試行錯誤の日々。

その後、そのお客様からバルテスで初めての持帰りの請負案件の発注を頂き、テストセンターの責任者から始まり、その後多くの請負案件のプロジェクトリーダーをやらせてもらいました。組織が小さい段階から入社したという事もあり、テスト業務以外にも過去の経験を活かして営業活動をメインに行っていた時期もありました。

──管理職として大切にしていることがあれば教えてください。

大きく3つあります。

1つ目はチームで動く事を大切にしています。管理職が1人で考え全てを決めると、管理職以上のサイズに組織は成長せず、自分自身が組織成長のボトルネックになってしまいます。1人で全てを決めるのでなく、チームメンバーから自分より良い意見やアイディアが出てくる事を理想にしています。もちろん、結論が必要な時には責任者として決断を下します。

2つ目は、仕組化です。ルールで個人の行動を制約することが目的ではなく、組織として必要な事(例えば勉強会や顧客満足の向上)を、各個人の意識の高さに委ねるのではなく、組織の仕組みとして組込当たり前に実行されるために動いています。

最後は、会社は個人の集合体でもありますので、その各個人が能力を発揮できる環境を整える事です。苦手な事に時間を割くより得意な事に取り組んでもらい、成果をあげて貰った方がお互いにとってハッピーになると思っています。

──品質向上に懸ける想いについて聞かせてください。

品質に対する感性については、日本人は世界でも有数の民族だと思っています。世界中で電車の到着時刻が1分ずれるだけでアナウンスが流れる国なんて、日本以外にはありません。

その日本人が得意とする品質について、我々が専門的な経験・知識を用いて貢献する事で、「私たちは品質にコミットし、安心・安全なICT社会の実現に貢献します。」という企業理念の実現に近づくことが出来ると思っています。

──今後どのような組織を作っていきたいと考えていますか?

管理職として大切にしている事と被りますが、各個人が自分よりも大きなものに貢献する事で、“チームとして成果を出せる”組織にしていきたいと考えています。

また、必要な仕組/仕切りは組織に取り入れ、方向性は合わせますが、その中で各個人が自由に組織の垣根を越えてより良くなるアイディアを出し、お互いを高めあえる様な組織にしたいと考えています。

そのためには、社員が安心して意見・アイディアをあげられる風土・環境や、それを取り入れ具体的な行動に繋げる仕組み等について、更に良くしていく必要があると考えています。

──バルテスで成し遂げたいことについて教えてください。

抽象的な表現ですが“勝てる組織”を作りあげていきたいです。

バルテスは100年後も存続する企業を目指していますが、実際のところ100年後にどんな業務を行っているかは想像もできません。特に今よりも更に技術の促進が進み、社会の構造や働き方が変わってくると“品質”という言葉は残っていますが、ひょっとすると“ソフトウェアテスト”という言葉はどこかで消えているなんてこともあるかもしれませんね。

その様な状況の中でも、築き上げた組織としての仕組みや、年間のべ1,600名以上が受講しているバルゼミと呼ばれる社内教育インフラを用いて、誰かが学んだ事を共有し展開する文化を築き、常に変化し発展し続けることのできる組織を作りたいと考えています。

──最後に、バルテスへの入社を検討している方に一言!

数ある会社の中から弊社へご興味を持って頂き、ありがとうございます。バルテスは2019年5月に上場を果たしましたが、まだまだ伸び続けている企業であり、入社後の成長機会は他の会社よりも多いと自負をしています。是非入社して頂き、“自分は能力を発揮できている”と感じられる瞬間を共に創っていきましょう。


(2021年4月19日)
(*部署名・役職名は2023年10月時点のもの)

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