ソフトウェアテストの専門企業であるバルテス株式会社は、クライアントの頼れるパートナーとして長年、ソフトウェアの品質管理・向上をサポートしてきました。

業界のリーディングカンパニーとして、自社の成長と合わせて、業界全体の発展や人材の育成に貢献することも大切な役割の一つであると考えています。

その想いをもとに立ち上がったのが、バルテスが運営するポータルサイト「Qbook」。現役のエンジニアからIT業界を目指す学生まで、幅広い読者に向けて業界の最新情報や知識を発信しています。

今回はQbookの運営全般を担う広報戦略部メディアグループのお2人に、メディア運営の裏側をインタビュー。多くの読者から支持される秘密を探りました。

【プロフィール】

広報戦略部
広報メディアグループ リーダー　U.W
前職では、外資系企業の日本法人でプロジェクトマネージャーを経て、広報マーケティングに従事。2019年にバルテスへ入社し、Qbookの立ち上げと運営に関わる。現在は、Qbookプロジェクトのマネージャーとして、運営戦略の立案や企画・運用、広報活動の立案、新規事業の立ち上げなどを担当している。

広報戦略部
広報メディアグループ クルー　K.F
外装リフォームの会社で、営業、現場管理業務を経験後、オウンドメディアの記事執筆に従事。サイト全体の運営を経験したいと考え、2022年にバルテスに入社。現在はQbookの記事企画、編集、管理、メルマガ配信などを担当している。

Qbookは、品質管理に関わる総合情報サイト

 ―― Qbookとはどのようなメディアなのでしょうか？

U.W：ソフトウェアの品質管理や、テスト業務に関する様々な情報を提供しているポータルサイトです。業界のニュースや独自記事の他、学習コンテンツも充実しているので、現役のエンジニアだけでなく、IT系の営業の方や学生など、幅広い層に読んでいただいています。
 
現在の会員数は2万人以上です。会員の方には、メルマガ配信やアンケートの実施、読者プレゼントなどの特典があります。今後はイベントの開催などエンジニアの横の繋がりを作る役割も強化していく予定です。
 
K.F：Qbookの魅力は幅広い層に向けた企画が充実していることです。

例えば、ソフトウェア工学やQuality Assuranceに関する研究現場を取材した「ソフトウェア工学×QA最前線」というインタビュー企画や、未経験から経験者まで活用いただけるソフトウェア開発・テスト用語記事には特に力を入れています。
 
また、ソフトウェアテストに関する教育コンテンツが充実している点も特徴の一つです。

資格取得に向けた学習ツールとして活用できるアプリ「テス友」や、資格対策記事などもあります。読者の中にはIT業界に入ったばかりの新入社員やエンジニアへの転職を目指す方もいるので、役立てていただけていたら嬉しいです。 

目指すは、ソフトウェアテスト業界全体の知名度向上

―― Qbookを立ち上げた経緯を教えてください。
 
U.W：私たちは業界のリーディングカンパニーとして「業界全体の活性化に貢献したい」という強い想いがあります。そのために、業界に携わる多くの人々に有益な情報を届けることで、その想いを形にしていこうと2019年からQbookプロジェクトが始動しました。

実は、現在のQbookの前身となるサイトは2012年頃からあったのですが、運営体制が整っておらず更新が滞っていたんです。

そこで、社内のエンジニアの力も借りながらサイトをゼロから刷新。「ソフトウェアに携わる人なら誰でも知っているサイト」を目標に掲げて、運営しやすく閲覧しやすいサイトに作り直しました。

2020年にローンチした後も、業界によいインパクトを与えられるように、またバルテスのファン層の醸成にも繋がるようなメディア作りに励んでいます。

 ―― Qbookを運営するうえで、気をつけてきたことは何ですか？
 
U.W：立ち上げから現在も特に気をつけていることは「サイトに不具合を出さない」ことです。Qbookはソフトウェアテストの専門企業であるバルテスが運営するメディアなので、サイトにエラーがあると会社の信用に関わります。

そのため、開発には細心の注意を払い、社内のQAエンジニアにも協力してもらいながら構築作業を進めてきました。今もメンテナンスは欠かさずおこなっています。
 
また、作ったら終わりではなく、よいコンテンツを提供し続けることが大切です。「読み手にとって本当に価値のある内容なのか」という点も意識しています。 

価値ある情報を届けるためにも妥協はしない

―― コンテンツ作りで大切にしていることを教えてください。
 
K.F：すごく基本的なことですが、読者のニーズに応じた記事を作ることですね。品質管理に携わる人たちが本当に求めている情報は何かを常に考えて、企画立案や取材をおこなっています。
 
どんな記事を読みたいか読者アンケートをおこなったり、その結果をもとにU.Wさんや社内のエンジニアの方と相談したり、日々、試行錯誤の連続です。品質管理の教育・セミナーを専門におこなう部署（R＆C部）との企画会議も定期的に実施しています。
 
U.W：「本当に価値ある情報」を届けるために、Qbookはサイト構築からコンテンツ作りまで一貫して社内でできる体制を構築しました。運営者として妥協せず、会社と読者、そして業界全体に価値あるものを作るという姿勢を常に大切にしています。

 ―― Qbookには様々なコンテンツがありますが、特に読者の反応がよい記事は何ですか？
 
K.F：特に反響のある記事は、IT系の展示会やイベントのまとめ記事ですね。毎週どこかでイベントがあるので、定期的に読んでもらえています。先ほど話に出た「ソフトウェア工学 × QA最前線」などのインタビュー記事や用語解説記事などもコンスタントにアクセスがある企画です。

また、ソフトウェアテストに関する記事も常にアクセスが多いです。私たちが公開しているテストなどの技術に関するコンテンツは、社外研修を担当しているR&C部という講師部門の方が内容を全て確認しています。
 
社内のノウハウを活かして作る記事なので信頼できる内容であるという自信はあります。だからこそ、記事の反応がよいととても嬉しいですね。

読者アンケートで「いつも参考にしています」などのコメントがあると、役に立っている実感を得られて、これからも頑張ろうと思えます。
 
U.W：「ソフトウェア工学 × QA最前線」は私たちも特に思い入れのある企画です。Qbookの目的は業界全体を盛り上げること。そのために研究・教育に関する内容も幅広く取材して、ソフトウェアテストの面白さや重要性を伝えたいと考えています。

展示会などで社外の方から「Qbook読んでいますよ」と声をかけられることもあるんです。一生懸命作った記事に対して反応をいただけると、すごく励みになります。

情報の幅を広げ、100万PVを目指す！

 ―― 今後、Qbookをどのようなサイトにしていきたいですか？
 
U.W：まだ道半ばではありますが、露出をもっと増やして月間100万PVを目指したいと思っています。あとは、少しでも業界や世の中をよくできるようなサイトにしていきたいですね。

そのためにはまず、サイトで扱う情報のバラエティを増やして、より幅広い層へのリーチを狙っていきます。例えば、JSTQBなどの資格獲得を目指す方向けの教育系コンテンツの拡充もその取り組みの一つです。
 
K.F：Qbookを通してバルテスのファン層を醸成するという狙いもあるので、今後はイベントを開催し、読者の方と関わる機会を増やしていきたいです。ユーザー理解を深め、より役に立つコンテンツを提供できればと考えています。

そして、さらに多くの方に読んでいただき、ITエンジニアなら誰でも知っているサイトにすることが今の大きな目標です。

―― 最後に読者に向けてメッセージをお願いします！
 
U.W：バルテスはQbookを通じてソフトウェアテストや品質のことをもっと多くの人に知ってもらう活動に取り組んでいます。こうした活動は、ソフトウェアテスト業界の未来を真剣に考えているバルテスだからこそできる取り組みです。

Qbookのコンテンツに触れて、ソフトウェアテスト業界やQAエンジニアに興味を持ってくれたら嬉しいです。
 
K.F：Qbookには品質管理に関わる質の高いコンテンツが揃っています。スキルアップを目指す方には「テス友」という学習アプリがおすすめです。無料でダウンロードできて、通勤・通学時間に気軽に学習ができるので、ぜひご活用ください。

わからないことがあっても「Qbookに登録しておけば大丈夫！」と思ってもらえるサイトになるよう、これからも試行錯誤を続けていきます。記事の感想やフィードバックなどがあればいつでもご連絡ください！

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「業界全体の発展に繋げたい」という熱い想いを持って作られたポータルサイト「Qbook」。現役のエンジニアの方から、これから業界を目指す方まで、幅広い層に向けたコンテンツが日々、更新されています。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました！

（＊情報は全て取材当時のもの）