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豊島:エンタープライズ品質サービス第1事業部 東日本ソリューション部 部長

■プロフィール
豊島(エンタープライズ品質サービス第1事業部 東日本ソリューション部 部長)

10年間、業務システム開発に携わり、プロジェクトの各工程を幅広く経験。チームリーダーとして仲間をリードしながら業務を推進し、一方で自らをロールモデルとして後輩を育成するスタンスを持つ。2017年にバルテスへ入社し、QMOや品質コンサルタント、テストプロジェクトのマネージャとして活躍。クオリティサービスの本質は人と人との接点にあると考えながら、品質ソリューションに日々奔走中。

インタビュー日(2021年4月13日)
※記載の事業部名、役職名は当時のものです。
現在の所属:エンタープライズ品質サービス事業部 クロスソリューション部 部長 兼 クロスソリューション部ビジネスソリューションサービスG 副部長
※部署名の変遷
 旧:エンタープライズ品質サービス第1事業部 東日本ソリューション部
 新:エンタープライズ品質サービス事業部 クロスソリューション部

──学生時代の過ごし方を教えてください。

とにかくいろいろなことを表現、発信してきました。執筆した小説を出版社へ投稿したり、友人からの依頼でイラストを描いてみたり、バンド活動を行ったり。どちらかというとクリエイティブな趣味にいそしんでましたね。決して広い範囲ではないですが、普段想像していることや感じていることを何らかの形に起こし、周囲に向けることが好きでした。もちろん、周りの迷惑にならないレベルで(笑)!これらはただの趣味を通じた経験ですが、実は今でも仕事に活かせていると思っています。

──これまで経験されてきた会社・業務について教えてください。

学生の頃はパソコンに対する苦手意識が強く、それを克服するためにあえて選んだのがIT業界であり、ソフトウェア開発という職でした。Windowsのシャットダウンのやり方もよく知らないレベルで、この業界への飛び込みは人生の中においても1、2位を争うチャレンジだったと思います。

開発畑で転職を3~4社ほど繰り返し、システムエンジニアとしてモノづくりを10年ほど経験した頃には、モノづくりがあくまで「手段」であることに気づき始めたんです。自身の中では完成度が高いと思ったシステムでも、それを利用する側の要求を満たせていなければ、ビジネスとしては成り立ちません。仕事上でユーザーとの接点が増えれば増えるほど、その思いが日に日に大きくなっていくことを感じ取るようになり、気づけば「作る側」から「使う側」へと、自分の関心が移っていました。

──バルテスに入社を決めるまでの経緯や入社の決め手を教えてください。

「顧客の要求・価値」が詰まるところ、品質という結果に着地するとの考えに至ったことから、ソフトウェアテスト業界への飛び込みを決意しました。私は独自の観点で品質やテストに対する知見は持ち合わせていたものの、専門的にこれらを学んだ経験はありませんでした。一方で、バルテスは絶賛発展中の企業。チャレンジできる社風や業界内での伸びしろを強く感じ、「自身の経験を活かしつつ、自己、会社共に成長できるステージがここにある」と判断の上、入社を決めた形になります。

これまでの開発経験や顧客折衝経験を武器に品質コンサルタントを目指しつつ、イチからテストや品質の概念を勉強しなおそうと腹をくくったことは、今でもはっきり覚えてますね。

──入社してから現在に至るまでの変遷について教えてください。また、そのなかでどのようなことを感じていましたか?

まずは基礎の研修を受けてから、実務でテスト実施をさせてもらいました。その後は急展開です。大手シンクタンク様の展開するPMOサービス支援としてPMOを経験し、これまでの知見の活用、かつ整理をしつつ、プロジェクトの様々な品質課題に向き合ってきました。難度の高い案件でしたが、正直、ここで手を挙げなかったら今の自分はなかったかもしれませんね(笑)

その後はテストチームのリーダーやコンサルティング担当としていくつかの案件を、チーム規模と業務難度を徐々に上げていきながらこなしてきました。こうして社内外の両面にて実績と信頼を築きつつ今があるわけですが、勉強しなくてはならないことは入社当初より格段に増えてきております。どんな立場になっても日々勉強ですね。きっと、この先もそうなのだろうと思っています。

──管理職として大切にしていることがあれば教えてください。

管理職は、偉いとか偉くないとかではなく、あくまで組織上の機能のひとつであるというのが、私の考えです。その機能は、「現場が最大限のパフォーマンスを出力できること」。これに尽きます。

加えて、組織として成長していくためには個々の成長も必要と考えているので、次期マネジメントレイヤーの育成や動機付けにも気を配っています。まだまだ自身が至らぬ点もありますが、そこは配下のメンバーからも学びを得ることもしばしば。それぞれがしっかりと役割を果たし、互いにフォローできる環境づくりを今後も目指していきます。

──品質向上に懸ける想いについて聞かせてください。

「品質向上」というテーマにおいては、その手段やゴールに明確な正解を定義することは非常に難しい・・・。

それは、プロジェクトの数だけ、ステークホルダーの数だけ、ビジネスの数だけ、正解が異なるからです。

品質 = 価値と考えるベクトルもありますが、その価値をいかにして創造していくか、毎回頭を悩ませるものです。しかし、だからこそやりがいを感じます。正解ルートをなぞるだけでは面白くないですし、そんなルートがあれば我々のビジネスはおしまいです。

様々な品質課題に向き合い、様々な顧客と接して、最適と考える品質ソリューションを提供する。正解がないということは上限もないということ。日々吸収を繰り返しながら、これからも追及していきたいと考えています。

──今後どのような組織を作っていきたいと考えていますか?

「ひとりひとり、個人が主役となる組織」でしょうか。それぞれが尖ったものを持ち、それをしっかりと発揮できる集団を作ることが理想です。それを目指すために、個々が自身の強みを理解でき、発信できる環境づくりが必要だと感じています。「この領域に強いのは誰?」「この手法に詳しいのは誰?」という、それぞれがスペシャリストかつオンリーワンとなれば、メンバー間での相乗効果も生まれますし、組織も大きく活性化していくと考えます。

若手の方には、「自分の強みって何だろう」「市場価値はどこにあるのだろう」といったクエスチョンを持つことから始めていただきたいと思っています。管理職として、その答えを一緒に見つけられる存在でありたいですね。

──バルテスで成し遂げたいことについて教えてください。

新たな価値創造!壮大かつ曖昧性も含むテーマですが、あえてこれを目指すとした理由は、そのプロセスにおいても様々な面白味を得られると考えたからです。時には失敗したり、遠回りしたりすることもあるかもしれませんが、これを目指す通過点だと考えれば、原動力が消えることはありません。そういった意味では、少しずるい目標かもしれませんが…(笑)

現役でいられるうちに成せるモノかどうかはわかりませんし、具体的なゴールが見えているわけではないのですが、自身や周囲を成長させつつそれを探るのもまた一興、と思っています。

──最後に、バルテスへの入社を検討している方に一言!

最初にネガティブなことを申し上げるのもいかがなものかと思いますが…時には辛かったり、つまらなかったりすることもあるかと思います。ただ、それは恐らくどの仕事をとっても一緒なはずです。それらを一緒に乗り越えつつ、「楽しい」「面白い」といえるような仕事を共にしていきたいと思っております!


(2021年4月13日)
(*部署名・役職名は2023年10月時点のもの)

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