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【vol.11】テストビジネスを加速させる自動化ツール「T-DASH」を語る~バルテス株式会社 代表取締役社長 田中 真史の“真時代”~

今回は当社が開発したテスト自動化ツール「T-DASH」について綴ろうと思います。
 
この「T-DASH」という名前、明確な由来があるのをご存じですか?
「Test Design and Automated Scripting Harness」
T-DASH立ち上げメンバーから上がってきたアイデアです。また「テストを加速させる」という意味も込められています。T-DASHが世の中に広がることでテストビジネスそのものを加速させていきたいですね。
 
さて、このT-DASHは社員の声から誕生しました。
その方は前職からテスト自動化に取り組んでいたのですが、当社のとある案件でも自動化をおこなっていました。いろいろなアイデアを盛り込みかなり具体的な形となっていましたので、ツール化してビジネスとして成立するかを聞いたところ「ぜひやりたい」との前向きな答えをもらえました。
私自身、テスト自動化には強い思いがありましたので、会社として全力で取り組もうとツール化に乗り出しました。
 
そもそも欧米では開発過程からテスト自動化ツールを導入して、開発と同時にテストをするのが当たり前です。そのため自動化ツールの種類も多岐に渡ります。ただ、これを日本で使おうとすると単価が高い。日本にもともとテストという文化が根付いていないことも相まって、テスト自動化はなかなか浸透しないのが現状です。
この状況を打破したいというのが私の思いでした。
T-DASHをローンチして1年。機能改善を重ねてクオリティもどんどん上がってきています。
 
社員のみなさんにはぜひT-DASHを有効活用してほしいと思っています。自動化ができるようになれば効率が上がり生産性もよくなりますので、利益率の向上になりますし、お客さんにとってもトータルのコスト削減につながります。
それに全員がT-DASHの利便性を感じて「こんなに便利で効率的なんです!」と他社に紹介できるようなエバンジェリストとなることで利用者はもっと増えていきます。
そうしたことの一つひとつが会社の成長に繋がっていくはずです。
 
テスト自動化の市場は大きな可能性を秘めています。テストエンジニアが使うだけでは限りがありますが、わたしはT-DASHを開発エンジニアにも広く使ってもらいたいと思っています。上流工程から品質を作り込んで、下流工程でさらに品質を向上させる、どちらもやっていくことが品質向上に繋がっていきますから。ですから開発エンジニアが使うことを想定した機能も盛り込んでいますし、実際、今T-DASHの申し込みをいただいたいているお客様の多くは開発会社様です 。また、価格に関しても海外・国内問わず競合製品に比べてぐっと抑え 、誰でも使いやすいように設定しています。
多くのエンジニアが使えるような製品にすることで、日本全体が品質向上に向かっていく。T-DASHにはそうした夢が込められています。
 
品質向上をトータルでサポートするのがバルテスです。そんな当社が開発した「T-DASH」。ぜひ活用してみてくださいね。

(2023年4月13日執筆)

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