今回は、最近私が感じ、考えていることを綴りたいと思います。
感じたこと、それは「リアルコミュニケーションの良さ」を再認識したこと。
そして「ウィズコロナ、アフターコロナに向けてコミュニケーションのあり方を皆で考えたい」ということです。

コロナ禍において、プライベートで、仕事で、誰もがコミュニケーションの取り方が大きく変容したと思います。変化だけでなく、コミュニケーション量が不足しているなぁと感じることも、皆さんあるんじゃないでしょうか？

実は私もずーっと、モヤモヤしています。

ここ1年半の状況では致し方ない面もありますが、何かしら機会を創っていかないと、
今の状況ではあまりにもお互いのことを知らなすぎる、知る機会すらない・・・となります。
下手すると入社してからも対面で会ったことのない人が増えているかも？

待て待て、それってどうなんかな？

人と人とが離れていく、離れやすくなってしまうのではないかな？と感じるんです。

本来、私は人と話すことが大好き。
会社の規模がもっと小さい頃は、月1回のペースで『社長と美味しいもの食べながら語ろう！』という会を開催していました。
それ以外にも東京、大阪それぞれでバーベキュー（コロナ前は100名もの参加になった回もあったなぁ！）、社内BARでちょい飲み、定例会懇親会での会話、忘年会や新年会など、、、

上司と部下！とか、業務！というガチガチの関係ではなく人と人とがふわっと繋がっていく場が大好きで、ちょっと泥臭いかもしれないけれど、そういう、お互いが一歩踏み込んで分かり合えるような機会をバルテスは大切にしてきました。

最近、久しぶりにそういった空気を感じられた機会がありました。

11月半ばに開催した2022年入社予定の新卒内定者との懇親会。
そりゃもう驚きの連続で！というのも、選考時はウェブ完結だったので、
リアルな内定者の皆さんに会えるのが初めてだったんです。

あれ、こんなに身長高かったんか！
あー笑顔が素敵やなぁ！
えらい面接のときと雰囲気違うやん！（良い意味でね）
こんなふうに楽しそうな表情で話すんやなぁ。。。
などなど、気分はもうお父さん（笑）。

ビックリもしたし、改めての出会いに嬉しさがこみ上げてきて、、、その日のお酒の味は格別でしたよ！
と同時に、ウェブだけだと分からないことが沢山ある、
リアルで場を共有しコミュニケーションを取るということは非常に大切だな、と改めて感じたのでした。

入社でも、案件参画でも、新しい環境に飛び込むときって誰しも不安ですよね。
そんなとき、例えば歓迎会やランチに行く機会があると、先輩と喋って人となりを知り、
今後誰に相談したらいいのかがなんとなく分かったりする。

隣同士で座って仕事をしていると、同時に反応して同時に笑い合えたり、怒り合えたり、同じ場で感情を共有できる。
上司や先輩、同僚・・みんなで一緒に働いているんだと安心もできる。

リアルコミュニケーションはそんなことを後押ししてくれる機会なんだと思います。
コミュニケ―ションの取り方をどうしていくか、によって組織の未来が変わる。

ずっと在宅だったら、どうせ同僚と一緒に仕事をしないんだったら・・・あれ？バルテスにいる意味は？
とふと感じることも出てくるのではないかな。

誤解を恐れずに言うと、今、コロナ禍だからこそこれからリアルな場が必要だと思っています。
全面的に出社文化に立ち戻ることはないけれど、対面でのコミュニケーションも大切にしたい。
ハイブリッドな働き方を目指しながら、リアルコミュニケーションが途絶えないようにしたい。

そうやって、ふわっとしたものでいいから互いの肌感を知る。
そういう気持ちを大切にする会社、組織でありたい。
そうすれば仕事の悩みもゼロイチで解決、ではなく、“ええ塩梅”に落ち着く・・・私はそう信じています。

ちゃんと状況を見つつ、出来る範囲からリアルコミュニケーションを取り戻していこう！

今こそリアルコミュニケーション！！！

バルテス株式会社 代表取締役社長 田中 真史
1962年3月、大阪府生まれ。
高校卒業後、ソフトウェアエンジニアとして中小ソフトハウスに就職し、4年間、SE／PGとして従事。
その後、フリーのエンジニアとして活動し、1990年にソフト開発会社を設立し、代表取締役に就任する。
約15年間の経営の後、後身に事業譲渡。

そこでの経験からソフトウェアテストの重要性を実感し、安心・安全なICT社会の実現を目指してプロ集団を育成するために、2004年にバルテス株式会社を設立、代表取締役社長に就任。
2012年にはバルテス・モバイルテクノロジー株式会社を設立し、代表取締役会長に就任。
2019年5月にバルテス株式会社が東京証券取引所マザーズ市場に上場を達成。現在にいたる。

（2021年12月8日執筆）