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代表田中に聞く!VALTESの誕生秘話!

『VALTES』・・・変わった社名だと思いませんか?

Value created through Testing ― テストによる価値創造”
このメッセージを社名に込めて、私達は2004年にバルテスを立ち上げました。

『無いなら、創ろう!』その気持ちが創業のきっかけ

私達の創業のきっかけは、ある意味ネガティブな理由からでした。
2000年当時、日本ではソフトウェアテスト専門で分業化するという考え方が浸透しておらず、多くのメーカーやソフトウェア開発会社はテスト業務を社内で実施していました。
その頃、創業者の田中も開発会社を経営していましたが、大抵のエンジニアは開発を手掛けたいと希望。品質を上げるためにテストが重要だ、と説いても開発側はやりたがらず、テスト工程を専門的に考え構築できるエンジニアは社内外を見ても殆どいなかったそうです。
テスト業務はソフトウェア開発において重要な役割があるにも関わらず、プロが育ちにくい状況だったのです。

その一方でどんどん進化・複雑化し日常生活に広く浸透していくソフトウェア。
このままでは品質が重視されないままのソフトウェアが世に出てゆき、日本のソフトウェア製品品質は悪化してしまう・・・。

それならいっそのこと、テスト会社を立ち上げ、専門家集団を育てよう!
自分たちのテスト技術でソフトウェア品質を磨き上げ、新たな価値を創り出したい!
そんな熱い気持ちが原動力となり、バルテスは誕生しました。

手探りでのスタート

創業当時、テスト計画・設計・実施といった各パートの業務内容を説明するドキュメントの標準指標も日本にはまだ無い状態。テストの専門書籍も日本にはなく、ようやく翻訳版が出だした頃でした。
ここでも組織作りのベースになったのは『無いなら、創ろう!』の精神。ソフトウェアテスト先進国であるアメリカの事例を研究し、技術書籍やサイトにくまなく目を通し、数名の設立メンバーとともに試行錯誤しながら自社の業務フローやフォーマットを作り上げました。

創業から数年間はテレビがアナログからデジタルに移行し、スマホが世に現れ、ウェブアプリも爆発的な進化を遂げた時期。メンバー全員でとにかくがむしゃらに勉強しました。
バルテス独自のメソッドを確立する頃には、開発側もテスト内製の限界に気づき始め
『専門家に依頼したい』
と、受けきれないほどの業務の依頼が舞い込むようになりました。
現在では年間1200件以上のテストプロジェクトに着手し、開発最上流からの品質コンサルティングも数多く手掛けています。

市場が気づき始めた“ガラパゴス化からの脱却”

特にここ2~3年で、ソフトウェア品質の専門家として活躍する舞台が広がっている、と実感しています。
ITの革新によりソフトウェアの高性能化がさらに進み、従来のやり方では品質を確保できなくなっている今、欧米のように第三者が品質を担保することが当たり前の世界になっているのです。
“ガラパゴス化”していた日本の開発文化が、どんどんグローバルスタンダードに近づいている、とも言えますね。
創業当初は苦労していた人材集めも、『テストで新たな価値を創り出したい』という想いに共鳴した多くのエンジニアが集まり、専門家集団としての輪はどんどん大きくなっています。

今後のビジョン

ソフトウェア品質の価値は、顧客満足度の価値と同一。そしてその価値を創り出していきたい。
この14年間、変わらない想いと培ってきた実績を活かし、バルテスは設立20周年での100億売上目標、そして海外市場でのシェア拡大を目指しています。
日本を飛び出して全世界の顧客満足度を向上させる専門家集団になる、それがバルテスの目標です!


(2018年1月10日)
(*情報は全て記事作成当時のもの)

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