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育休を2回に分けて5カ月間取得した男性社員に聞く!家庭と仕事を両立できる“職場の仕組み”とは

ソフトウェアテストの専門企業としてクライアントの品質向上をトータルで支援するバルテス株式会社。弊社では長年、社員の多様なニーズに合わせた福利厚生の拡充に力を入れてきました。

特に、産休・育休をはじめとするライフイベントに合わせた休暇取得については、男女共に取得率向上を目指して、環境整備を進めています。

今回は、中途採用後に育休を取得し、復帰した男性社員にインタビュー。「バルテスだからこそ安心して育休を取れた」と語る理由や育休に向けた準備、育休中の様子、復帰後の育児と仕事の両立について聞きました。

【プロフィール】

エンタープライズ品質サービス第2事業部
事業戦略部 クルー H.H

未経験からエンジニアへ転向し、Sler企業にて業務システムの開発に従事。2020年にバルテスへ入社後は、QAエンジニアとして主に基幹システムの品質向上支援を担当。2022年11月から2回に分けて約5カ月間の育児休暇を取得し、2023年6月に職場復帰。1児の父。


「育休は絶対に取ったほうがいい」同僚からの後押し

――まずは育休を取得した感想と、復帰したばかりの率直なお気持ちを教えてください。

育休を取得して、産後間もない妻と子どものそばにいることができて本当によかったと感じています。生まれたばかりの子どもは急に体調を崩すこともありますし、奥さんにも心と身体のケアが必要です。妻の様子を気にかけながら2人で育児をはじめられた安心感は大きかったです。

復帰した今、仕事への不安やプレッシャーはあまりありません。復帰後に異動がありましたが、育休申請前から希望していた部署なので、ある程度心の準備もできていました。新しい部署は前のチームで一緒だったメンバーも多く、気軽に相談できるので心強いです。

――育休を取得した期間や取得スケジュールを教えてください。

まずは出産予定日の約5カ月前に、育休取得の意向を上司に伝えました。私の場合、2回に分けてトータル約5カ月間の育休を取得しました。

1回目は出産予定日に合わせて2022年11月から約2カ月半。その後、短期間の職場復帰を挟んで、2023年3月下旬から6月中旬までの約2カ月半、2回目の育休を取りました。

育休を分割で取得した理由は、家計とキャリアの観点で分けて取ることがよいと考えたためです。まず、育休中は所得税や社会保険料が免除されるので、賞与の時期(バルテスの場合は11月と5月頃)に合わせて育休を取りたいと考えました。

ただ一方で、その期間連続して休むとなると復帰時のブランクが心配でした。そのため分割取得という選択をしたのです。

――育休取得の意向を伝えた時、上司や同僚の反応はどうでしたか?

みなさん「おめでとう」と言ってくれました。特に、子どものいる男性メンバーが育休取得を後押ししてくれたのが嬉しかったですね。上司も快諾してくれて、休暇期間や分割取得について気兼ねなく相談できました。

育休準備から引継ぎ期間のリアル

――育休開始に向けて、引継ぎはどのように進めましたか?

1回目の育休に入る前までにタスクの棚卸しをし、全体的な業務の流れやクライアントの人物相関を整理していきました。誰が引継いでもいいように、教育用資料を作るなど工夫して進めました。

育休の合間に2カ月間だけ職場復帰した際は、自分に聞かないとわからない情報がないように注意していましたね。日報には業務内容を詳しく書き残して、読み返せばその日の会議で決まったことや経緯がわかるようにしました。

復帰後から所属している現在のチームへの異動は、育休申請前から決まっていたので、引継ぎ内容は前々から大枠だけ決めていました。しかし、プロジェクトの状況が想定と変わり、事前に用意した資料が使えなくなってしまったのです。

そのため、口頭ベースでの引継ぎも多かったのですが、後任の方がシステム開発経験者だったこともあり、うまくフォローしていただけてとても助かりました。

――引継ぎの際に気をつけていたことはありますか?

エンジニア個人の得意分野や素養も関係してくるので、技術的なことを特定の誰かに引継ぐのは難しいと感じていました。そこで「チームに引継ぐ」という意識を大切にしていましたね。

案件にもよりますが、バルテスには元々、誰かが休んだ時にはチームで協力して業務を分担する文化があります。

また、品質向上の知見を体系的にまとめた「QUINTEE」という全社共通の業務プロセスがあり、エンジニアによってサービスの質にばらつきが生まれないような仕組みが整っています。

チームワークがよく、業務における共通の土台があるバルテスだからこそ、スムーズに引継ぎができ、安心して業務を任せられました。

――育休中は、チームメンバーとのやり取りはありましたか?

休暇中も社内チャットには入ったままだったので、情報をキャッチしようと思えばできる状態でした。日報なども読めたため、引継いだ案件の様子を確認でき、復帰後もそれほどブランクを感じませんでした。

育休中は社会から取り残されたような気持ちになる方もいると聞きますが、私の場合は会社との繋がりが適度に保たれていたので、そのような不安は少なかったのかなと思います。会社と繋がっている安心感のおかげで、育児にも前向きに取り組めました。

「男性こそ子どもが生まれてすぐ育休をとるべき」と感じた理由

――育休を取得して特によかったと感じたことを教えてください。

育児に関わる知識やお世話の方法は親になってはじめて知ることも多いので、子育ての早い段階から色々と経験できたのがよかったです。子育てに関する知識は、男女間で偏りが生まれやすく、後から男性が育児に参加したいと思っても育児スキルに差が出てしまいがちです。

その点、私は子どもの誕生とほぼ同時に育休に入れたので、夫婦間で習熟度に差がない状態だったんです。おむつ交換や着替え、沐浴などを一緒に習得できました。3時間おきの夜間授乳など大変なこともありましたが、どれもいい経験でした。

――育休を取得する前後で、仕事人としての変化はありましたか?

部分的ではありますが、育児の大変さを通じて考え方の幅が広がった気がします。子育ては予測不可能なことが多く、臨機応変に対応したり寛容な気持ちで取り組んだりする必要があります。

その結果、他人を理解しようとする気持ちが深まり、計画通りに行かない場合の対処方法や気の持ちようなども鍛えられました。
また、時間外労働をせずに成果を上げるにはどうしたらいいかを真剣に考えるようになりました。今後は限られた時間で効率よく働き、仕事と家庭の両立を図っていきたいです。


育休を取得・復帰したからこそ感じる、理想のチーム

――復帰に向けて準備したことを教えてください。

業務的なことはあまりなく、保育園の入園準備など、子育てしながら働くための環境を整えることをメインに準備しました。

例えば、子どもを保育園に預けるためには両親の就労証明書がいるので、まずは妻の仕事探しが必要でした。並行して、給食があるのでアレルギーがないかチェックしたり、各種書類を揃えたり……。

準備することは多かったですが、書類作成の面では総務部をはじめバックオフィスのみなさんに色々とサポートしていただき大変助かりました。

保育園のことを考えると、2回目の育休の時期を少し後ろにずらした方が余裕を持って準備できたかもしれません。育休のスケジュールを家族とよく話し合うことの重要性を感じました。

――今後、育児と仕事を両立するために考えていることはありますか?

これから仕事をしていく中で、自分に合った方法を見つけていけたらと思っています。担当する案件にもよりますが、バルテスでは家庭の事情に合わせてリモートワークや時短勤務など、柔軟に働き方を調整できます。

実際に私も、入園が決まってからは週2回程度の在宅勤務をスタートさせました。この先、妻の仕事も始まるので、保育園の送り迎えを分担できるのはありがたいですね。

育児と仕事のバランスをしっかり取りながら、娘が自分の顔を忘れないように、家に帰ってパパになる時間を大切にしていきたいです。

――育休を取得したからこそ感じた、理想のチームや組織はどんな姿ですか?

育休に限らず、誰もがライフステージに合わせた働き方ができる組織が理想です。クライアントにもチームにも負担をかけずに突発的な休みに対応できる仕組みや、立派な理由じゃなくても、気軽に休める空気感があるチームを作りたいですね。

バルテスにはすでにその土台があるので、さらに働きやすい職場を目指して、自分に何かできることがあるのではないかと考えています。

例えば、育休を取得した社員の事例共有です。私自身の経験をひとつのモデルケースとして、休暇取得のプロセスや復帰後の様子などの情報を発信すれば、組織全体がより育休申請をしやすくなるのではないかと思っています。

――最後にバルテスへの転職を検討されている方へ、メッセージをお願いします。

育児や仕事は、家族や同僚など様々な人たちが協力して成り立つものだと今回改めて感じました。

中途入社後、育休を取得し復帰できたのも、バルテスだったからこそ。チーム内で連携しやすい仕組みが整っていたり、気軽に相談できる雰囲気があったり、ライフイベントと仕事の両立を目指す人には最適な職場です。

一緒に理想のワークライフバランスを実現していきましょう!


全社共通の業務プロセスがあり、日頃からチーム連携が取りやすい職場環境だからこそ、育休などにも柔軟に対応できるバルテス。「育休を取るのが当たり前」とする雰囲気の中で、自分に合った休暇の方法を気軽に相談できるのも心強いですね。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

(*情報は全て取材当時のもの)

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