豊島:品質マネジメントサービス 事業部 事業部長 兼 流通品質サービス部 部長
――学生時代の過ごし方を教えてください。
高校時代陸上部に所属し短距離がメインでしたが、特筆するようなことはなく純粋にクラブ活動を楽しんでいました。大学時代は片道30Kmほどの道のりを雨の日も風の日もバイクにて通学。長期休暇になれば、北海道をテントと寝袋生活で約1ヶ月かけて1周し、現地での人との繋がりや風土の違いに感動し、翌年には九州も同じようにテントと寝袋生活で1周。学生生活を大いに満喫しました。
──これまで経験されてきた会社・業務について教えてください。
経験してきた企業としては新卒から20年程、独立系SIerにて最初はマテハンのプログラム開発や設計を担当し、納品時には現地調整にて半年ほど出張に行くなど全国を転々としていました。物流系と言うこともあり、多種多様な業種の顧客と接することとなり、顧客との会話や経験からドメイン知識や見識が広がったと思っています。
その後、基幹系システムの要件定義から納品までを担当。販売管理や生産管理、管理会計等の上流工程を経験しました。また、医薬品医療機器の品質イベント管理などのプリセールスから導入までの支援も経験。管理職としても経営者と非常に近い環境にて、様々なことに挑戦させていただきながら組織マネジメントに従事していました。
──これまで手掛けたプロジェクトで、成功体験となった事例や手ごたえを感じた事例を教えてください。
業界最大手企業の案件にてPMを担当した際に、当時10名程度だったメンバー数を倍以上にすることができました。私の前任の方の基礎整備と案件拡大の時期が幸運にも重なったことも大きな要因ではありますが、案件内に複数存在するプロジェクトにも一つひとつ対応することで顧客からの信頼を得たからだとも考えています。
また、日々顧客への提案を実施することで、待ちの案件管理ではなく顧客の欲しい情報を自分から取りに行く姿勢が案件拡大につながっています。
同様の提案を組織配下メンバーが担当する案件にも適用すべく、複数の顧客のもとへも定期的に訪問を実施し、ほぼ全ての顧客にて増員を実現しました。
──バルテスに入社を決めるまでの経緯や入社の決め手を教えてください。
リーマンショックやコロナ禍などを経て、当たり前の日常が当たり前では無いと感じたときに、漠然とこのままでいいのだろうかという思いがありました。ただ、この時は漠然としたものであり、目の前のことに必死だったような気がします。また長く務めた会社ということも転職という判断に至るには、あまりにも長い年月だったのではないかと思います。
そんな中、社会人経験20年という節目になった時に、色々な人との出会いなどから、漠然としていた「キャリアアップ」というものに真剣に取り組んでみようと思ったのがキッカケです。
バルテスへの入社の決め手としては、今までの経験を活かしながらもテスト専門という新しい分野にもチャレンジできることです。また、急成長をとげる企業での組織マネジメントにも興味があり、組織を強くしていくことに携わりたいと言う思いも決め手となりました。
──入社してから現在に至るまでの変遷について教えてください。また、そのなかでどのようなことを感じていましたか?
2021年バルテス入社後は、大手企業における案件のPMを担当しました。常時10プロジェクトが同時に展開される案件のため、各プロジェクトの進捗や課題の整理を行いながら協力会社さんの管理等も実施。また同時に社内組織マネジメント業務としてメンバーの担当する顧客への訪問や、チームビルディングを行っていました。
入社2年で部門管理職となり、様々な案件やアカウントのマネジメントを中心に業務に携わってきました。翌年2024に事業部長職を拝命し、バルテスの「組織を強くする」ことへの実現に向けて現在も邁進しています。
──管理職として大切にしていることがあれば教えてください。
管理職として大切にしていることは、人と人との繋がりと、全員が活躍できる環境を作ることです。職場ではチームメンバーの一人ひとりが互いに信頼し合い、協力し合うことが重要となります。定期的なコミュニケーションを通じて、メンバーの意見やアイデアを尊重し、オープンな対話を促進したいと考えています。
また、各メンバーの強みを活かし、それぞれが自分の能力を最大限に発揮できるようにサポートしていきたいです。これにより、チーム全体の生産性を向上させ成果に結びつけていきたいと考えています。目標としては、全員が自身のキャリアプランを明確にし、共に成長できる職場を築くことで、どこにでも勝てる強い集団を作り上げることです。
──品質向上に懸ける想いについて聞かせてください。
私たちのミッションは、システムの信頼性を確保し、顧客のビジネスに貢献することだと考えています。品質向上に懸ける想いとしては、単なるソフトウェアテストに留まらず、品質のプロフェッショナルとして顧客に提案を行い、システム全体の安定性とパフォーマンスを最大化し「安心安全なICT社会に貢献」することにあります。
また、顧客との密なコミュニケーションを通じて、ニーズを正確に把握し、最適なソリューションを提供することを心掛けています。先にも記載いたしましたが、高品質なソフトウェアは、顧客の信頼と満足度を高めるだけでなく、最終的には社会全体の発展にも寄与すると信じています。
──今後どのような組織を作っていきたいと考えていますか?
「他社には真似できないソフトウェアテスト専門会社となる」ための組織作りをしていきたいと考えています。そのためには会社全体のマネジメント力の強化はもちろん、バルテス社員が一丸となって突き進むことが大切だと考えています。社員一丸となって同じ方向を向いて進むためにも組織上の縦の繋がり横の繋がり、拠点間の繋がりを大切にし、今以上にコミュニケーションの活性化を図っていきたいと思っています。
──バルテスで成し遂げたいことについて教えてください。
どのような分野でもよいので、ソフトウェアテストシェアNo.1となるような分野を作りたいです。分野については、業種でも業態でもテスト対象でもいいのですが、何かしらNo.1となることで企業としての知名度の向上やバルテスとしての強みを作っていければと思っています。
──最後に、バルテスへの入社を検討している方に一言!
バルテスはまだまだ大きくなっていく会社です。そんなバルテスに入社いただければ、会社の成長を楽しみながら、ご自身も同時に成長をしていくことができます。さらなる飛躍に向けて、みなさんとお仕事ができる日を楽しみにしております!
(2024年7月3日)
(*部署名・役職名は2024年4月時点のもの)