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有馬:品質マネジメントサービス事業部エンタープライズ品質マネジメント部 部長

■プロフィール
有馬(品質マネジメントサービス事業部エンタープライズ品質マネジメント部 部長)

ソフトウェア会社の開発エンジニアとしてキャリアをスタート。バブルの崩壊も経験しつつ、全国各地のシステム会社でエンジニアとして勤務。あらゆる種類のシステムの開発、顧客との折衝、組織作りを経験した。
2021年10月にバルテスにリーダーとして入社。翌年にはマネージャーを務める。2024年4月からはエンタープライズ品質マネジメント部の部長に就任した。

──学生時代の過ごし方を教えてください。

 高校時代は実家のあった滋賀県で公立の学校に通っていました。学校へは毎日片道15㌔を自転車(ドロハン)で通い、クラブはワンダーフォーゲル部で山に登ったりと、少し変わったことをしてました。当時の滋賀は田舎すぎて、レンタルレコードで洋楽を借りるぐらいで他に娯楽もなく、今思い出しても何をしていたかよくわからないくらい “つまらない日々”でした(笑)

 高校を卒業してコンピュータの専門学校に通うようになってからは、毎日京都に通学してました。ここで一気に交流関係が広がり、原付バイクであちこち走り回ったり、学校の近くで遊んだりしていました。この時は心から楽しかったですね!

──これまで経験されてきた会社・業務について教えてください。

 最初は、滋賀県で東レ系列のソフトウェア会社に就職しました。3年目の年末に「もう滋賀県にいたんじゃダメだな、オレ」と思い立ち、東京の小さなソフトウェア会社に転職しました。初めての一人暮らしです……!

そして1年が経とうかという頃、運悪くバブルが崩壊しました。給料の支給も期日通りに行われなくなり、田舎に帰ろうと思っていたところでその時の常駐先(千葉県茂原市)の関係会社(群馬県前橋市)に縁あって務めることになりました。そのまま5年ほど物流関係のシステム開発に従事した後、家の事情で関西(京都)に戻り、人材派遣会社に登録しました。派遣社員として消費者金融のシステム開発を10年以上、卸売パッケージのカスタマイズを3年ほど経験しましたね。

その後、消費者金融のシステムで一緒に仕事をしていた友人から誘いを受けて、部長代理として転職しました。病院・介護施設・学校向けの給食パッケージの開発部門で組織の立て直しをメインとした管理職業務をしつつ、お詫びをメインとした(泣)顧客折衝、開発支援・導入支援等を5年弱経験してきました。

──これまで手掛けたプロジェクトで、成功体験となった事例や手ごたえを感じた事例を、回答可能な範囲で教えてください

 成功体験と言えば、入社1年目から2年目に携わらせていただいた某鉄道事業者様のSaaSアプリの開発支援が印象に残っています。私のミッションは、テスト実施ではなく、受け入れテスト計画をお客さまと一緒に考え、その後のテスト実施に繋ぐ、というものでした。

 その時はまだバルテスでのテスト計画の経験は無かったのですが、「QUINTEE」 を活用することで、お客さまに良い評価をいただき、無事にテスト実施の受注を頂くことができました。そして、その半年後にも、その案件での評価がきっかけで、再びお仕事のお話を頂き、その時頑張ってくれたメンバーのおかげで、さらに今年度もお仕事の依頼を頂いています。自分の仕事が発端となってお客さまと長期的に良い関係を継続できているのは嬉しいですね。

──バルテスに入社を決めるまでの経緯や入社の決め手を教えてください。

 バルテスに中途入社された皆さんと同じになるかも知れませんが「テストを専門に請け負う会社」という存在に興味が湧いたのがきっかけでした。

 それまで日本各地の現場・お客さまのところで、様々なシステム開発に携わらせていただきましたが、エージェントに紹介されるまでそのような会社は聞いたことがありませんでした。

 応募にあたって改めて色々と調べてみると「これはこれで商売になるんだなぁ」と好奇心が湧いてきました。前職でもシステムの不備が命にかかわるような仕事をしていたこともあり、話だけでも聞かせてもらおうと面接を受けることにしました。

 面接では、私のこれまでの経歴をしっかり聞いていただき、また私自身も面接官の皆さんを見て「いい会社だなぁ」と感じました。当時の事業部長が落ち着いて構えていて、部長やマネージャーが穏やかに質問してくださって、「組織として出来上がっている」「“ちゃんとした大人たち”が上に立っている」と感じました。

後日「ぜひ!」とのお返事を頂き「私でお役に立てるなら」と入社を決めさせていただきました。

──入社してから現在に至るまでの変遷について教えてください。また、そのなかでどのようなことを感じていましたか?

 入社直後は、携帯アプリのテスト実施から入りました。いきなり難易度の高いテスト計画やマネジメントに入るのではなく、スモールステップでテストの経験を積ませてもらえたのは非常に助かりました。

 その後、電子カルテの検証支援メンバーということで客先に常駐し、よくできるPLの元、お客さまの無茶ぶりに応えていくというスピード感にあふれた毎日を経験させていただきました(笑)その後、前述の鉄道事業者様案件にPLとしてテスト計画から参入しました。この間にマネージャーとなったのですが、入社1年少々で実に色々な仕事、役目を経験させていただきました。

 その後はだんだんと自身で設計や実施をする機会が減っていき、今に至ります。バルテスの急成長に伴い、私を取り巻く状況も目まぐるしく変わっていったというのが率直な感想です。

──管理職として大切にしていることがあれば教えてください。

 当たり前のことですが、二つのことを意識しています。

一つは「数字」に責任を持つということです。前職でも部門の数字については責任感を持って職務遂行していましたが、今年度部長となってからは、今まで以上に「売上」「利益」の責任を強く感じていますし、マネージャー層へも意識を促すようにしています。

もう一つは「部内の問題」に責任を持つということです。例えば案件でトラブルが発生すればすぐにお客さまの元へ伺い、部内にトラブルが発生すればできる限りの対策を講じて速やかに問題を解決する、といった「率先垂範」をいつも心がけています。

──品質向上に懸ける想いについて聞かせてください。

 一つは、先にも述べましたが、私は「システムの不備が人の命に関わる」というのを経験しているので、我々が「品質の最後の砦」となって、安心安全をお約束していかなければならない、ということを強く感じながら仕事をしています。

 もう一つは、品質の向上を願うお客さまのお役に立ちたいということです。お客さまの中には「どうすればよいか分からない」と我々に相談を持ち掛けてくださる企業様も多くいらっしゃいます。わずかな社歴ではありますが品質のプロとして、お役に立つために何をすべきかをいつも考えさせられます。バルテスの持つノウハウ・組織力を持って、結果的に「バルテスさんに頼んでよかった!」と思っていただけるよう努力していきたいと思います。

──今後どのような組織を作っていきたいと考えていますか?

 エンタープライズ品質マネジメント部は、大阪・名古屋・福岡の三拠点にまたがる部門ですので、この特色を生かせる組織にしていきたいですね。そのためには、コミュニケーションを活発にして、それぞれの拠点でそれぞれのメンバーが経験してきた多くのことを共有し、お互いに刺激しあえる環境を用意する必要があると考えています。

 そのうえで、ロケーションにとらわれない案件の獲得や遂行という成功体験を重ねて、さらに強く大きなプロフェッショナル集団となっていく……そんな好循環を維持していけるような組織を作っていきたいと思います。

──バルテスで成し遂げたいことについて教えてください。

 前述の作っていきたい組織像にも繋がるのですが、さらに日本の広いエリアを担当して、大都市部以外のあちこちでもお仕事をさせてもらい、たくさんのお客さまから「バルテスさんってすごいな」と言われたいですね。あとは、もういい歳なので、一人でも多くの「品質のプロ」を育てていきたいです。お客さまも含めた「バルテスの輪」みたいなものを作っていけたらなぁと思います。

──最後に、バルテスへの入社を検討している方に一言!

 システムのトラブルが社会に及ぼす影響ついてはニュースなどで大きく報じられていますが、「第三者検証」はそういったトラブルを未然に防ぐという形で社会に貢献できる仕事だと思います。

 「最後の砦」になってくれる方、ぜひバルテスにお越しください。お待ちしております。

(2024年8月28日)
(*部署名・役職名は2024年4月時点のもの)

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