みなさん、今週のプレスリリースはチェックしましたか？

バルテスのテスト自動化ツール「T-DASH」に新しく多言語対応機能が追加されました！オフショア先で英語で作成したテストケースを日本側で日本語変換、といった異なる言語間でのテスト自動化構築が可能になります。

この他にも3月にはクラウド型セキュリティ対策ツール「PrimeWAF」をリリース。さっそく多くの申し込みを戴いています。今回はそんな自社プロダクトにかける想い、じっくり語りましょう！

『品質向上のトータルサポート企業』を掲げ事業成長してきたバルテスグループ。これまではエンジニアの品質技術の育成に力を入れ、人材のスキルを磨き上げることによって開発上流から品質改善・支援をしてきました。そして今、設立20年を目前にして人ありきのビジネスのみに留まらず、もう一段高みを目指し、さらに事業をスケールしていくために今後の柱として注力しているのが数々の自社プロダクト。バルテスそのものがトータルサポート企業から

『品質向上のプラットフォーマー』

として成立し、その中のソリューションの一つとして案件単位の品質向上サービスもあれば品質向上のセミナーコンテンツや自社プロダクトもある・・・そのように、品質向上に繋がるようなソリューションをどんどん増やしていきたい！これが私の大きな構想なのです。

例えば【 Qbook 】

これはバルテスの品質向上ラインナップの基本プラットフォームであり、オウンドメディアとしても、e-learningやコラムで多くのエンジニアに無料で品質向上ナレッジを学んでもらうこともできるコンテンツ。もちろん、品質向上コンテンツビジネスとして収益化も進めています。

それから、冒頭でもお知らせした【 T-DASH 】

ソフトウェア品質向上だけでなく開発効率や⽣産性まで改善支援することを目的としたテスト自動化ツールです。テストエンジニアだけでなく開発側がより多く使うことで開発全体の生産性は必ず向上する、と考えています。ITエンジニアの誰もが利用してほしい！そんな思いを込めて、価格帯を抑え、より多くの人が手軽に使えるUI/UXにしているのも特徴のひとつ。今回の機能追加では、日本語で書いたものが簡単に英語に自動変換できたり（もちろん逆も可能！）オフショア環境にも広く貢献していけますね。

実はT-DASH、これからもいろいろと将来的な構想を練っているんです。例えばRPA化。ソフトウェアの品質向上から次は事務処理の品質向上へ、テック部門だけでなく事業全体に適用していく ― そんな未来、考えただけでもワクワクするよね！

セキュリティ領域では、非機能要件の品質向上を目的とした【 脆弱性診断 】

そして2022年3月に満を持して【 PrimeWAF 】をローンチ！

従来の診断サービスとは異なり、そもそも侵入してくるセキュリティ攻撃に対してブロックするツールとして各所からの注目度が高まっています。セキュリティツールの将来性はとても幅広く、AI自動診断等も視野に入れて今後も開発を進めていきたいと考えています。

他にも、バルテスのソフトウェアテストメソッドを主軸に、品質向上・生産性向上に関連する知見を体系化した【 Quintee 】。また、テスト実施工程の生産性向上を目的とした管理ツールや、スマートフォン等の実機がなくともいつでもどこでもテスト実施できるサービスなども検討中。もちろんこれまでに実績を積み重ねてきているセミナーコンテンツのe-learning化や各種ソフトウェアテスト認定資格取得支援ツールおよびe-learningの拡充も進めていきます。これも大切な自社プロダクトのひとつですね。

このように自社プロダクト開発に力を注いでいるのは、私の根底にやはり、品質の良いサービスを世に提供していきたいという想いがあるから。単に事業を大きくしていくだけなら、全く異なる業界への参入や積極的な買収戦略もアリだと思います。

ただ、私たちはどこまでも“品質を追求する専門家集団”として事業成長していきたい。

『品質向上のプラットフォーマー』

として様々なソリューションを創出・提供することで日本の品質ビジネス全体を一大産業として成熟させていきたい。そのために品質向上の文化を醸成することを目指し、その種を蒔いていきたい。本気で、全力でそう考え、行動しています。

そして自社プロダクトをさらなる事業の柱として成長させていくことでそれが安定した収益源にもなり、それをグループ全体に還元して皆でハッピーになりたいな、と思っています！

自社プロダクトの改良・推進には、これからも現場の皆さんからの知恵やアイディアが必要不可欠です。品質向上の新たなソリューションを一緒に創っていきましょう！

（2022年4月7日執筆）